建材・インフラ資材

DELMIA Aprisoの導入事例

「業務の標準化と効率化を目指して」

建材・インフラ資材業界の大手企業であるLIXILが、新日鉄住金ソリューションズ（NSSOL）の支援のもと、ダッソー・システムズのMESシステム「DELMIA Apriso」を導入した事例です。

導入前の課題・導入の経緯

複雑化した業務システム群がボトルネックに

LIXILは、建材や設備機器を提供する複数のメーカーが経営統合して誕生した企業です。しかし、統合後も各メーカーが個別に運用していた業務システムをそのまま利用していたため、システムの複雑化と重複化が深刻化していました。
この結果、運用・保守コストが増加し、業務の効率化が大きな課題となっていました。

2014年から、これらの課題を解決するために統合生産管理システムの導入を検討し、最終的に製造実行システム（MES）としてダッソー・システムズの「DELMIA Apriso」を採用しました。導入にあたっては、NSSOLが提供する製造業向けの業務知見と、Apriso導入実績を評価し、プロジェクトのパートナーとして選定しました。

参照元：MONOist（https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1606/29/news061.html）

導入後の効果

業務の標準化と現場の高度化を両立

2015年7月、最初の生産拠点でDELMIA Aprisoの運用が開始されました。このシステムにより、以下の効果が得られています。

リアルタイムでの現場把握

24時間365日稼働するシステムが導入されたことで、現場の状況をリアルタイムで把握できるようになりました。これにより、最短で分・秒単位の作業指示が可能になり、業務の精度が向上しました。

業務の標準化とコスト削減

これまで商材ごとに異なっていた生産管理業務が、見込み生産・受注生産・受注設計生産といった生産形態に基づいて標準化されました。これにより、システム運用・保守コストの削減が期待されています。

海外拠点への展開

現在、国内外40拠点での稼働を目指してプロジェクトが進行中です。これにより、グローバル規模での業務効率化と統一的な管理体制が実現する見込みです。

参照元：MONOist（https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1606/29/news061.html）

まとめ

建材・インフラ資材業界における統合生産管理システムやMESシステムの導入は、業務の複雑化やコスト増加といった課題を解決する鍵となります。リアルタイムの情報共有や業務標準化がもたらす効果は大きく、今後ますます多くの企業で導入が進むことが期待されます。